年に1回か2回しかないと思われる丁度良い天候での朝練を途中まで撮影して
そのまま熊谷ドームです。
見沼田んぼ農道で待っていると、季節に合った明るいブルーが目立つ25周年ジャージの群れが近づいてきます。
このジャージをデザインした人は小さいころAMBCOで皆と一緒に走った方で、今ではデザインやマンガ、キャラクター等も手掛けているようです。
自分が育ったサイクリングクラブのジャージを立派な社会人になりデザインしている時の気持ちは どんな気持ちだったかは想像に難しくはありません。
胸にはAMBCOの文字もクッキリと見え、楽しんで走っているクラブ員にピッタリの軽やかなイメージは、幼いころ毎週日曜日の朝を楽しみにして、そして朝練になると大先輩の方々と一緒に小さな少年が自転車で緑深い、青い清んだ空の下へ吸い込まれるように走っている心は弾んでいたでしょう。
そんなワクワクする気持ちは、今のクラブ皆の中にあります。
最高齢80才(いや81才になる今年)を筆頭に全員が持ち合わせています。
そんな心弾むような天候が、今朝でした。
列を作り22km/h程での練習走行を撮影していて、「一緒に走りたいな・・・」と羨ましい気持ちを秘めたまま、熊谷ドームへと飛んで行きました。
タンデム(二人乗り自転車)で後部座席に参加者を乗車させて、競技トラックの外周を息を合わせて走るサイクリングと、普通の自転車によるサイクルゲームのお手伝いです。
子供を乗せて走る時とは違い、成人を乗せて走ると息を合わせないとなかなか難しいです。
長野・山形・新潟の県ではタンデム車を公道で走らせても良いと言うお話ですが、埼玉県ではまだまだ。
親子でタンデムで走るのもとても楽しく、会場では多くの親子がタンデム車で気持ち良い体験をしていかれました。
視覚障害の方も会場にパイロットいらっしゃいました。
トラック外周を息の合った二人が楽しそうに走っている姿を見ていて思うことは、
埼玉県の一般道でも障害のある方々がタンデム車で我々と一緒に風を切って走る楽しさを早く味わえるようになって欲しいと思いました。
例え目が見えなくても、パイロットと一緒に景色を肌や匂いで感じ取り、風を切って皆と一緒に走る事は、誰にも与えられている権利だと思いす。
開場のお二人からもワクワクドキドキが溢れていて、今朝の朝練の風景と一緒と思いました。
もしかすると、少年少女ままでいれる魔法の乗り物が自転車なのかも、とも思いました。
::: オーバル
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