神奈川県では相模原市が昨年(2017年)12月に自転車保険の加入義務化を制定しました。
損害保険加入を義務付け、自転車小売業者にも購入者の保険加入の有無を確認を義務化して、併せてヘルメットの着用なども求めています。 ただし、罰則規定はありません。
神奈川県内での交通事故は2万8540件、前年より1449件程増加し、自転車が関係する事故は6546件で658件増加しています。 増加した件数の46%が自転車が関係する事故です。
神奈川県でも、自転車が加害者である死亡事故が発生しています。自転車で加害者になってしまったときのためにも、損害賠償保険は大切です。神奈川県は今年度(2018年度)内に条例制定を目指しています。
保険に入って尚且つ、更なる安全運転が自転車にも必要です。
次に上げるのは、どうなるの?と言う話です。
☆ 加入する保険は道路以外の場所でも有効に効果を発揮してくれるものですか?
☆ サイクルイベント等で怪我や事故をしてしまった場合は、有効なのか?
☆ 保険加入義務化の他県へ未加入者が遠征に行った場合や現地でレンタルサイクルを借りる場合は、どうなのでしょうか?
☆ 海外から観光等に来た人が保険加入義務化の県でサイクリングをしたい場合は?
等々・・・。
☆ 制定の無い県の人が 他県の事だからあまり関係ない?と言うことはないでしょう。
個人賠償責任保険
入院保険や火災保険、自動車保険 の どれにも入っていない人には 自転車保険を単独申し込みが必要になるでしょう。
これらに入っている場合は、その保険の付帯としての 個人賠償責任保険が ついている、又は つけられます。
1億の倍賞責任保険で示談代行あり、海外でもOKと言うのも多い。
今一度ご自分の加入保険を調べてみて不足の場合は保険屋さんに相談してみてください。
それとは別にクレジットカード会社でも個人賠償責任保険を扱っている場合が多い。
ここから察するところ、昨年さいたまクリテリウム前にサイクリングロードを練習走行した クリストファー・フルーム選手等は、クレジットカードの保険に入っていて海外でもOKなのだろうから、今年4月から義務化になったさいたま市のサイクリングロードもまた走るんじゃないかな? な~んてね。
保険に入っていない人は、さてどうしましょうか?
自転車の車両そのものに付ける「TSマーク」
自転車屋さんで 「自転車安全整備士」による点検整備を受けた自転車に権利が発生し、TSマークを貼って販売する事が出来る車両となる。
この場合、他の自転車に乗った場合は保険対象外になるのは当然なので、避暑地でレンタルサイクル等乗る時等、無保険になる可能性が高いので注意が必要です。
学生さんもお年寄りも皆さん、乗り出し前に自転車保険に入って、尚且つ安全運転で、相手を思いやる乗車で、通学やライディングにお役立てください。通勤は労災などに含まれる場合がありますので、会社に提出した通勤経路を改め確認の上、安全運転をしてください。
勘違いされている方が多いのですが、保険に入ったから大丈夫。 ということはありません。
保険は事故から身を守る御守ではありません。
::::オーバル
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